成功の秘訣のようなものを、
僕のような若輩者が話すようにはなっていないのですが、
この話をした夕食もほど半ばを過ぎたころ「その通り!」と、
ろ霞のアートキュレーションをお願いしている
後藤繁雄先生が同意しくださったので、
これは自信を持って話してもいいと判断し、
敢えて言えたらと思います。
僕は、後藤さんとの会話の内容を、料理に例えました。
「美味しい料理というのは存在しない。
そこにあるのは、美味しい料理を食べてもらいたい人が作った料理と、
それを食べた人が美味しいと感じたかどうかという事象です」
そう言った時、後藤先生が「その通り!」と言ってくれたので、
僕はとても気持ちがよかったです。
これが何についての話だったかと言えば、成功の秘訣というよりは、
長く上手に自分の仕事を続けていく秘訣の方に近かったと思います。
大きな成功を手に入れるのももちろん大事だけれど、
たまたま時流に乗っただけだとすぐに落っこちてしまう。
落ちない方法を掴もうとするんだけど、
どうしても見つけれられない大天才がいて、という話しから
「人間の力だけで物事がうまくいくと思わない方がいいんだ」
という話に繋がっていたところでした。
名和晃平さんや品川亮さん等の名だたる有名アーティストの作品を
ろ霞で展示できるのも、すべてこの方のお陰。
後藤先生を知らない方へどう分かりやすい説明ができるか難しいのですが、
坂本龍一が初期に組んだYMOというグループのレコードのジャケットをデザインし、
篠山紀信やアラーキーのアート本を出版したり、
現在は京都芸術大学の教授もやっている方です。
先日ろ霞の進捗を見に来てくださり、アートの展示方法について指導して頂いた後、
季譜の里でふぐを食べました。
僕は先輩方とお酒を飲ませていただく時、
色々と質問して成功の秘訣などを教えていただくのが好きなのですが、
最近思うのですが、成功している人ほど謙虚で浮つかず、
淡々と真面目に仕事をしているという、当たり前のような事実に遭遇します。
何人か成功者に会いましたが、たとえ普段はえらぶっていても、
成功している人は必ず仕事に対して謙虚だと思います。
という事で、僕なりに謙虚なる理由を考えてみました。
見せかけの腰の低さとかではなく、
本当に謙虚になるには、やはり失敗が必要だと思います。
失敗するから、失敗した時の自分をかえり見て、
謙虚にならなければと初めて本気で思えるのだと思います。
それを経験というのだと思います。
先日、上手に言ってた人がいました。
知識と経験が合わされば知恵になると。
まさにそういうことだと思います。
そんなことを思いながら、作ってみました。
常に成功し続けるには、謙虚さが必要。
謙虚になるには、失敗が必要
失敗するには、経験が必要
経験するには、行動が必要
行動するには、言い訳は必要ない。
自分ではうまく作った気でいるのでセンスの無さは大目に見てやってください。
最後に昨日聞かせて頂いた、後藤さんが昔からずっと続けてきた
成功の秘訣を公開させていただきます。こちらは本物です。
①一つ仕事をもらったら、二つ仕事をもらえる結果を出すこと
②安い仕事も高い仕事も、同じようにちゃんとやること。どの仕事も自分の仕事だから。
③5000円の仕事をする時に、資料が10000円だっとしても惜しまず買う。それは後の自分の力になるから。
僕の言葉を介していますが、ここから事実を汲み取っていただけたら、
きっと成功できると思います。
後藤繁雄先生についての話、もっとアート寄りの方がよかったかも知れませんが、
この度はこんな感じであしからずです。