2月3日の節分は、入り口に柊鰯(ひいらぎいわし)を飾って皆様をお迎えしました。柊の枝に焼いた鰯の頭を刺したもので、節分にあたり古くからの風習で玄関に飾られます。
柊鰯を飾る場所は概ね玄関と決まっていますが、これは玄関に鬼が嫌う柊鰯を飾っておくことで、鬼が家に入るのを防ぐ意味があると言われています。鬼は鰯の匂いや柊のとがって痛そうな葉の形を嫌うと言われ、鬼が入ってこないようにと飾られるようになりました。中央に吊るしているのは唐辛子で、厄除けの赤を意味しています。
昔は病気や災害など、悪いものはすべて鬼の仕業だと考えられてきました。節分は「一年間健康に過ごせるように」という願いを込めて、豆まきなどを行い、その鬼である悪いものを追い出す行事とされています。
ろ霞にお越しいただく皆様、気にかけてくださる皆様の健やかな一年を願い、本日もおもてなしに努めたいと存じます。