第六段 Featured アーティスト、松岡柚歩の展示がスタートいたしました!今回の展示タイトルは「夜が鳴く」。抽象的で一見ポップな色使いが目を引く“outline”シリーズ、そして重層的なレイヤーが印象的な“peel”シリーズと、見る者の視覚的働きにアプローチする松岡の作品群。それらは直島の自然やろ霞の空間と重なり合いながら、様々な表情を見せてくれることと存じます。ぜひ、この機会にご高覧くださいませ。
1号室展示作品 “outline(check#191)” 2024 acrylic on panel 45.5×45.5×5.5cm
2号室展示作品 “peel #23” 2024 acrylic on panel 72.7×72.7×6.0cm
ろ霞スイート展示作品
【右】 “outline(check#186)” 2024 acrylic on panel 91.0×91.0×5.5cm
【左】 “peel #26” 2024 acrylic on panel 100.0×100.0×8.5cm
【松岡柚歩・ステートメント】
今回直島旅館 ろ霞 客室にて、「outline」シリーズを中心に合計12点展示させいただくことになりました。
普段の展覧会の空間とは少し違った空気の中で作品を眺めていると、いつもは気づかなかったまた別の表情を覗かせます。
作品は、土地の空気、光、風、時間の経過などの外的要因、そして人の心情などの内的要因によって変化するものです。
この旅館での滞在生活の中で、作品がみなさんの思い出を少し色づけることができたら光栄です。
揺らぐ地平線や緑の香りなど、穏やかな時間が流れる自然豊かな直島の四季の変化とともに、ぜひ色々な角度や距離からじっくりと楽しんでください。
【松岡柚歩・プロフィール】
1996年 兵庫県生まれ。2021年 京都芸術大学大学院修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻 修了。 正方形のキャンバスにアクリル絵具で格子柄を描き、その上から抽象的な形状をした色面を部分的に盛り付けることで、人の視覚の働きにアプローチする絵画作品を制作している。図柄や彩度と明度の高さから一見ポップなイメージを持つ作品は、重なりが作り出すレイヤーによって立体作品のような印象を持ちつつ、鑑賞者と絵画の関係性について再考させている。近年は絵画の性質や成り立ちに基づいてテキスタイルを用いた作品も合わせて制作している。 主な展覧会歴として、2023年 個展「狭めた視界」(京都蔦屋書店 ギャラリー・京都)、「Idemitsu Art Award アーティストセレクション 2023」(国立新美術館・東京)、個展「冗長な月」(CANDYBAR GALLERY・東京)、個展「針の穴から天を覗く」(FOAM CONTEMPORARY・東京)など。主な受賞歴として、2023年「Pommery Prize Kyoto 2023」優秀賞、2021年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞、2020 年「シェル美術賞2020」学生特別賞など。
松岡柚歩『夜が鳴く』
●展示期間:2024年9月10日(火)〜2025年4月21日(月) 11時まで
●ご購入方法:こちらの申込フォームより、ご応募くださいませ。
※この度の展示作品は全て即時販売とさせていただきます。先着となりますので、予めご了承くださいませ。尚、作品のお引渡しは展示終了後の2025年4月21日以降とさせていただきます。
※作品発送に伴う梱包料・送料は別途頂戴いたします。
【アートツアーのご案内】
ろ霞では、館内に展示しているコレクション作品をはじめ、客室展示作品をご覧いただけるアートツアーを開催しております。事前ご予約制となっておりますので、ぜひお申し付けくださいませ。
開催時間:14:15〜14:45
7日前までの完全ご予約制
※ご案内は日本語のみで実施させていただきます。