四三の庭(しそうのにわ)

直島には、長い塩づくりの歴史があり、
砂と水による塩田の風景が、この土地の営みを形づくってきました。
かつての直島の原風景をイメージした庭に配された砂のかたちは、その記憶を静かに写し取っています。
庭に配された円錐型の7つの砂山
古より日本において砂山は
依代となり神様を鎮める重要な役割を持っています
砂山の位置は北斗七星の座標を元に
構成されています。
北斗七星は、四つの星と三つの星に分かれ、日本では古くから「四三の星」とも呼ばれてきました。
柄杓のようなかたちを持ち、人々の暮らしの中で、方角や時間の感覚と結びついてきた星です。
柄杓にすくわれ、揺らぐ水面が、心をゆっくりと落ち着かせていきます。
四三の間は、
直島のかつての原風景と
北斗七星信仰が一つになった庭
日常から客室の非日常へと向かう途中
気持ちを整え、内省を促し
内なる宇宙へ旅をする空間です。